天窓の特徴|種類ごとに向いているガラスをご紹介します

採光性と通気性に優れている天窓はインテリア性も高く、おしゃれな空間を演出してくれます。
その種類は複数あり、それぞれに適したガラスを選ぶことで、より安心で快適な窓になります。そこで今回は、天窓のメリットやデメリットに加え、種類ごとに向いているガラスもご紹介したいと思います。
既に天窓を設置している方は、使われているガラスが適したものか、ぜひこの機会にチェックしてみて下さい。

 

天窓の概要

では、天窓とはどのようなものか、概要から見ていきましょう。

 

天窓とは?

天窓とは天井や屋根に取り付けるもので、トップライトやルーフウインドウとも呼ばれています。主に採光や換気を目的として用いられ、特に狭い住宅と非常に相性が良いとされています。

 

天窓の特徴

天窓には主に次のような特徴があります。

  • 採光性能に優れている
  • 風通しが良い
  • おしゃれな空間を演出する
  • 省エネ効果がある
  • 防犯対策になる
  • メンテナンスが大変
  • 取り付け箇所によっては室内が暑くなる

 

天窓を取りつけるメリット

天窓を取りつけるメリット

 

採光性に優れている

天窓は、壁面に取りつけられている窓ガラスの3倍もの採光効果があります。また設置場所によっては真上から光を採り入れるため、室内の明るさを確保することが可能です。

 

風通しが良い

風通しが良いというメリットもあり、壁面に取りつけられた窓ガラスに比べると通気量はなんと4倍。また、暖かい空気は上昇する性質があるため、天窓を開けるだけで熱を外に逃がすことができます。

 

おしゃれな室内を演出する

天窓は外部から見てもおしゃれですが、室内でもその魅力を楽しむことができます。昼は青空、夜は星空をインテリアの一部として取り込むことで、おしゃれな室内を演出してくれるのです。

 

省エネ

先述の通り、天窓は採光性と風通しに優れているので省エネ効果もあります。高い採光性のおかげで日中は照明を使う機会が少なくなり、風通しの良さから夏の冷房の使用量を削減することができるのです。

 

防犯対策になる

天窓は、住宅の最上部に取り付けるため、空き巣や不審者が侵入するための足場が少なくなります。また、夜間の換気も安心して行えるなど、防犯対策にも高い効果を発揮します。

 

天窓を取り付けるデメリット

では、天窓を取り付けるデメリットも確認してみましょう。

 

メンテナンスが大変

天窓は高い位置に取りつけるので、脚立などを使っても手が届かない場合が多く、窓の掃除が困難です。特に吹き抜けは自分でメンテナンスがほぼ不可能。そのため、メンテナンスをする場合は業者さんに依頼しなければなりません。

 

取りつけ箇所によっては室内が暑くなる

天窓の魅力でもある採光性の高さですが、場合によってはそれがデメリットになることもあります。夏は太陽の位置が高く天窓からの直射日光が増えるため、当然ながらそれに比例して気温も上昇します。天窓を取りつける箇所によってはブラインドを用いても直射日光を防止できないケースもあるので、取り付ける際はしっかり業者さんに確認するようにしましょう。

 

天窓の種類と向いているガラス

最後に、天窓の種類とそれぞれに向いているガラスを見ていきましょう。

 

固定型

固定型の天窓はフィックス型とも呼ばれ、固定されているため開閉ができません。採光のみを目的としており、手軽に設置できることから人気の天窓です。

 

固定型に向いているガラス

固定されているので、換気ができず結露やカビが発生する可能性があります。また、採光性を重視しているので、紫外線によって健康を損なうリスクも否定できません。このような問題を回避するためには以下のガラスが向いています。

  • Low-E複層ガラス
  • 真空ガラス

 

手動開閉型

ロッドやハンドルを自分で操作して開閉する天窓で、浴室や子供部屋、屋根裏など、比較的湿気が多い場所に設置されています。

 

手動開閉型に向いているガラス

設置する場所によっては光熱費削減の効果もありますが、基本的に防犯性を高める目的で採用されることが多いので、以下のガラスが向いています。

  • Low-E複層ガラス
  • 真空ガラス
  • 防犯ガラス
  • 防犯合わせ複層ガラス

 

電動開閉型

電動開閉型は、リモコンのスイッチ操作で開閉できる天窓で、吹き抜けなどの高い場所でも手軽に開閉が可能なためとても便利ですが、ややコストがかかります。最近はセンサーの技術が進歩し、雨や雪を感知して自動で閉まるタイプも出回っています。

 

電動開閉型に向いているガラス

設置場所によっては光熱費や防犯性を考慮する必要があるため、以下のガラスが向いています。

  • Low-E複層ガラス
  • 真空ガラス
  • 防犯ガラス
  • 防犯合わせ複層ガラス

 

まとめ

一見メリットが多い天窓ですが、場合によってはそれが裏目に出てしまうこともあります。取り付ける位置や設置後のメンテナンスなど、事前にしっかり業者さんと打合せをしましょう。また、天窓の種類に合ったガラス選びも業者さんに相談してみて下さい。

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