窓の寒さ対策は内窓と断熱ガラス設置で解決

窓の寒さ対策にはさまざまな方法がありますが、根本的な対策をするには、窓の気密性と断熱性を高めることが欠かせないのをご存知ですか?
この2つについては、内窓と断熱ガラスを設置することで解消できます。

この記事では、内窓と断熱窓を設置する際のメリット・デメリットを見ていきます。是非参考にしてください。

 

窓が原因となる寒さを防ぐ2つの原則とは?

昔の住宅は、天井や壁、床から熱が逃げていくことが多かったため、窓から熱が逃げる割合は小さいものでした。
しかし昨今は建物の性能があがったことに比例して、窓から逃げていく割合が無視できないものになっています。

http://www.kensankyo.org/syoene/qanda/mado/a_9.html

また窓から冷気が入ってくると、より一層部屋が寒くなるのは想像がつくことでしょう。
以上のことから、これらの難点をいかに補うかが重要となります。窓の寒さ対策のカギは、気密性と断熱性を高めることです。

 

窓の気密性を高める

窓の気密性を高めるには、サッシや窓の隙間を埋めることです。
外からの冷気を防ぐことで、部屋を寒さから守ることになります。

 

窓の断熱性を高める

窓の断熱性を高めるために必要なことは、窓から伝わる冷気が部屋に伝わらないようにすることです。

 

窓に気密性と断熱性がない場合のデメリット

窓に気密性と断熱性がない場合、以下のデメリットがあります。

  • 窓ガラスが結露し、カビが発生する
  • 経年劣化や熱割れで窓が割れるおそれがある
  • 冷暖房費が高くつく
  • 窓のそばにいると非常に寒い
  • 騒音がストレスになる

以上のように窓に気密性と断熱性が欠けている場合、さまざまな悪影響があり、快適に暮らすことができません。

 

自分でできる窓の寒さ対策は?

自分でできる窓の寒さ対策は、以下のようなものがあります。

  • 窓に断熱シートを貼る
  • 窓にプチプチ(気泡緩衝材)を貼る
  • サッシの隙間をテープで埋める
  • 窓際に冷気ブロックパネルを置く
  • 長めで厚手のカーテンを設置する
  • カーテン上部にカーテンボックスをかぶせる
  • プラスチック製の簡易内窓をつける

 

これらはすべて、お手軽な窓の寒さ対策です。
しかしいずれも効果がうすく、短い期間で交換が必要なものもあるため、応急処置と割り切っておこないましょう。

 

2つの本格的な窓の寒さ対策

根本的に窓に起因する寒さ対策がしたい場合、ガラス業者さんに依頼する必要があります。
現在では寒さ対応に特化した窓ガラスがあり、従来のガラスに比べて性能が非常に向上しているのです。
本格的な対策として、内窓の設置、断熱ガラスの設置の2つをご紹介していきます。

 

内窓を設置する

窓の寒さ対策でもっともオススメなのが、内窓を設置することです。
既存の窓ガラスに、樹脂サッシと内窓を取り付ける方法で、二重窓、内窓、インナーサッシと呼ばれています。

 

内窓を設置する7つのメリット

内窓を設置するメリットは主に次の7つです。

  • 一枚1時間程度(目安)で取り付けができる
  • 窓の結露を防げる
  • 内窓のサッシが樹脂製のため、サッシの結露も防止できる
  • 気密性に優れているため、外部からの冷気を防いでくれる
  • 冷暖房の効きが向上するため、省エネにもなる
  • 防音性が向上する
  • 防犯性が向上する

気密性の高い内窓であれば、より窓ガラスの結露が防げます。
また密着性が高い内窓のサッシ枠を入れることで、より結露を防止することが可能です。

 

内窓を設置するデメリット

もちろんメリットだけではありません。内窓を設置するデメリットは、次の3つです。

  • 窓を開けるために、既存の窓と内窓の2枚を明けなくてはならない
  • ガラス、サッシも増えるため、掃除の手間が増えてしまう
  • 窓が増えるため、部屋に圧迫感が生じることがある

掃除の手間が少し増える点は、快適な暮らしができることを考えたらそれほど気にならないレベルだと思われます。
また圧迫感についても、サッシの色を選ぶことで改善・緩和することが可能です。

 

断熱ガラスを設置

既存のサッシはそのままで、窓ガラスだけを断熱窓と入れ替える方法です。主に複層ガラスや二重窓にすることが一般的となります。

 

断熱ガラスを設置するメリット

断熱ガラスを設置するメリットは、次の5つです。

  • 既存のサッシをそのまま使える
  • 施工時間は30分(目安)ですむ
  • 従来と部屋の雰囲気を変えずにすむ
  • 使い勝手が従来と変わらない
  • 断熱や結露を防ぐ効果がある

内窓に比べると、部屋の雰囲気を変えずに設置でき、窓を2回開ける必要もありません。
また掃除の手間も省けるといった点があります。

 

断熱ガラスを設置するデメリット

断熱ガラスを設置するデメリットは、以下の3つです。

  • 内窓に比べ、断熱性能が低い
  • 内窓よりも防音性能が低い
  • サッシ部分は結露を起こす

 

まとめ

内窓、断熱ガラスともにそれぞれの利点や欠点があります。
そのため、どちらが良いという明確な答えはありません。
予算や住んでいる地域、一戸建て、マンションなどによって設置するものが違ってきます。
不安があるようでしたら、一度ガラス業者さんに相談することをオススメします。

 

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