子どもが窓ガラスを割った場合の弁償の流れをご紹介

子どもが他の家のガラスや学校のガラスを割ってしまった。
そんなとき、迅速に対応できる自信はありますか?
また弁償金や治療費が高額の場合もあり得ますが、払えないと言っても済まされないケースもあるでしょう。
そういった不測の事態に対応できるよう、必要なことをまとめました。

また、緊急でざっくりとした流れが知りたい方には、最後の方でおおまかな流れを解説しています。

 

子どもが窓ガラスを割ったらまずは謝罪

故意にやったことではないとしても、自分の子どもが窓ガラスを割った場合は、できる限り速やかに相手方(学校側)のお宅に出向き、謝罪をしましょう。
その際、子どものやったことだからと、正当化するような態度をとってはいけません。
相手の反感を買い、事態の悪化を招くだけです。

また、謝罪の気持ちを伝えるため手ぶらではなく、菓子折りなどを持って相手方を訪問することも有効です。
こうすることで、相手への心象も良くなります。

 

割ったガラス代金の弁償を申し出る

子どもの不注意など、いかなる理由があっても割ってしまったガラス代金の弁償をすることを伝えます。
そして割ったガラスで負傷した方がいた場合、ケガの治療費の支払いもすることを伝える必要があります。

 

速やかにガラス交換を業者さんに依頼する

弁償を申し出た後は、迅速にガラス業者さんに連絡し、窓ガラスの交換を依頼しましょう。
割られてしまった側は、新しい窓ガラスが入るまで不便な生活をすることになります。
緊急ですから、業者さんを選んでいる時間がないことが現実です。

そのためガラス料金のほかに、出張費や時間外・休日サービス手数料がかかる可能性もありますが、相手に与えたダメージを回復することを優先しましょう。

 

ガラス費用について

交換が終了したら、請求書を確認しましょう。
弁償するにしても個人それぞれ経済状況が違います。
そのため少額と高額の境目はこの記事では決められませんので、それぞれの判断をしてください。

 

ガラス料金が少額の場合

割ってしまったガラス料金が少額の場合、速やかに弁償金として払います。
この際、請求書はしっかり確認させてもらいましょう。
相手によっては請求書を見せずに、ガラス料金以上の金額を請求してくる可能性も否定できません。
ここははっきりさせておきましょう。

 

ガラス料金が高額の場合

ガラス料金が高額の場合、手持ちのお金で支払うことが不可能なケースが多いです。
そのため、後述する各保険で対応することが必要となります。

 

割ったガラスが高額の場合は賠償責任保険を利用する

割ったガラスが高額で自分たちで支払えない場合、賠償責任保険を使って支払う必要があります。
保険会社によって呼び方が違うかもしれませんが、保険で支払いができることを理解しておきましょう。

 

賠償責任保険とは?

賠償責任保険とは、保険に加入している方が第三者の所有物を壊したり、傷を追わせたりした場合に使える保険です。
保険に加入している方に代わって保険金を支払ってくれるシステムです。

 

賠償責任保険が適用されるかの確認方法

賠償責任保険は、クレジットカードや自動車保険、その他保険などに付帯されています。
特約という形ですから、加入していることが前提です。
賠償責任保険に加入していないと、すべて自腹になるので注意が必要です。
不明な場合は、カード会社や保険会社に確認をし、経緯を話してみましょう。

 

子どもがガラスを割ったら適用されるのか?

結論から言いますと、賠償責任保険は適用されます。
一般的に子どものしたことは親に責任があるので、賠償責任は親権者に求められます。

 

相手方のケガの治療費は?

相手方がケガを負った場合、治療費にも賠償責任保険は適用されます。
割ったガラスと合わせて、保険を使いましょう。

 

おおまかな流れ

緊急で流れだけ知りたい方は、以下を把握しましょう。

  1. ガラスを割ってしまった相手方に出向き謝罪
  2. ガラス料金、負傷者の治療費を払うことも伝える
  3. 速やかにガラス業者さんに連絡をし、ガラス交換をしてもらう
  4. 後日、請求書をもとにお金を支払う
  5. 少額で即座に払える範囲なら速やかに相手方に支払う。高額で支払いが無理な場合は、「賠償責任保険」を利用する

 

前もってやっておく2つのこと

このようなことは、いつ起こるか誰にも予測がつきません。
焦って対応することがないよう、前もって以下の2つのことをやっておくことをオススメします。

  • 近所のガラス業者さんを探しておく
  • カード会社、自動車保険、その他保険の賠償責任保険の有無を確認、含まれていないなら加入する

 

まとめ

お子さんの不注意とはいえ、責任は親にあります。
そしていかなる理由があっても、割った側が悪いので、できる限り迅速な弁償金を支払うことが必要です。
高額で払えないということがないよう、賠償責任保険の確認をし、前もって近所のガラス業者さんを探しておくことを心がけましょう。
この記事を理解することで焦らず対応できますから、参考にしてみてください。

 

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