窓の紫外線対策はエコガラスへの交換がもっとも有効です

一般的な窓やカーテンでは、紫外線を防げないことを知っていますか?
紫外線対策にはさまざまな方法がありますが、もっとも有効なのは、エコガラスへ交換することです。
今回は、他の紫外線対策とあわせ、エコガラスの魅力を見ていきましょう。

 

紫外線を防止する3つの対策

紫外線は、室内にいれば影響はないと思っておられる方も多いと思います。
しかし、残念ながら、紫外線は一般的な窓ガラスやカーテンなら通過して部屋に入ってきています。
窓を閉めていても室内の家具やカーテン、じゅうたんが日焼けしてしまうのはそのためなのです。

屋外での紫外線量を100とすると、室内の日が当たる場所では80、日の当たらない場所でも10もの紫外線を浴びる、というのが現実です。
以上のことから、紫外線対策は決して欠かかすことができないものと言えるでしょう。

 

UVカットフィルム

既存の窓に紫外線カットフィルムを貼ると、90%以上紫外線をカットできます。
他にも断熱、結露防止の効果もありますが、これについてはあまり期待できません。
お手軽で比較的安価な紫外線対策である反面、定期的な張替えが必要なことが難点です。

 

UVカットカーテン

UVカーテンも比較的安価でお手軽な紫外線対策ですが、紫外線カットはおよそ50%と高いとは言えません。
またカーテンを開けると効果がまったくないうえ、閉めっぱなしの場合、昼間でも部屋が暗くなるデメリットがあります。
また風通しも悪くなるため、あまりオススメできません。

以上の2つは、安価でお手軽に紫外線対策ができる魅力があります。しかしその反面、デメリットも多いことが現実です。

 

紫外線対策にもっとも有効なのはLow-E複層ガラス(エコガラス)

上記2つよりも有効な対策は、Low-E複層ガラスに交換することです。

 

Low-E複層ガラスとは?

Low-EとはLow emissivity(ロー・エミシビティー)の略で、「低放射」という意味です。
複層ガラスとは、特殊な金属膜でコーティングした複数枚の低放射ガラスとの間に、アルゴンガスを封入したものを指します。

 

Low-E複層ガラス6つのメリット

紫外線をカットできる

Low-Eガラスの大きなメリットは、多くの紫外線をカットできることです。
一般的な窓ガラスはせいぜい20%程度ですが、Low-E複層ガラスの場合、遮熱タイプであれば80%以上、断熱タイプは90%以上の紫外線カットが可能です。

Low-E複層ガラスは、一般的な窓ガラスと変わらない明るさを維持しつつ、紫外線をカットしてくれる優れた性能を持っています。

 

省エネルギー・節電効果が高い

Low-E複層ガラスを使うことで、エアコンを控えめにしても、季節を問わず部屋の温度を一定に保つことができます。
その特徴を活かし、電力消費がピークになる時間帯にエアコンを控えることで、年間の冷暖房費を大幅に抑えることが可能です。
Low-E複層ガラスはお財布や環境にやさしい生活をお手伝いします。

 

遮熱効果がある

Low-E複層ガラスは特殊な金属膜によって部屋の明るさを維持する能力を持っていながら、強い日射を60%カットしてくれます。
単体でもそれなりの効果がありますが、カーテンと合わせると、より一層遮熱効果を得ることが可能です。

 

高断熱効果がある

Low-E複層ガラスは、一般的な窓ガラスに比べて優れた断熱性能も持っています。
断熱効果が高いと、夏は涼しく冬は暖かい状態を維持することができ、快適な環境を得られます。
また断熱サッシと組み合わせると、より断熱効果を高めることが可能です。

 

結露を防ぐ効果がある

結露は、外気と部屋の温度差が大きい場合に起き、一般的な窓ガラスはこれが発生しやすいという難点を持っています。
一方Low-E複層ガラスは、外からの冷気の影響を受けにくい特性があるため、結露を防ぐ効果を持っているのです。
それによって、カビやダニなどの繁殖を抑えることも期待できます。

 

耐用年数が長い

UVカットカーテンの耐用年数は、長くて5年程度です。
それに比べてLow-Eガラスは、20年も使用することができるという大きなメリットを持っています。

 

Low-Eガラスのデメリット

冬の時期は日差しを取り入れにくい

日当たりが悪い部屋で遮熱タイプのLow-Eガラスを使うと、冬の日差しをうまく取り入れることができない難点があります。
理由は、遮熱タイプは日差しを反射させる特性があるからです。

断熱タイプは、暖房の遠赤外線を室内に反射する特性があります。
したがって日当たりが悪い部屋には、断熱タイプを用いるようにしましょう。心配であれば、ガラス業者さんに相談してください。

 

ややコストがかかる

Low-E複層ガラスは特殊な加工を施しているため、他のガラスに比べるとやや割高ではあります。

しかし、耐久年数の高さなどの優秀な性能を持っているため、長い目で見ると決してコストがかかるとは言い切れません。
また交換が必要なのは、窓際にいる時間が長い部屋や寝室といった一部のため、家じゅうのガラスを変えるような大きな負担を負う必要はないでしょう。

 

まとめ

Low-E複層ガラスを取り入れることで、快適な暮らしを手に入れられることは理解していただけたかと思います。

紫外線は、思いのほか家族の健康面に悪影響を及ぼします。
さらに家具や壁、カーペットの劣化を促進するのでできるだけ遮断したいものです。
費用などが心配な方は一度、ガラス業者さんに相談してみましょう。

 

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