窓を強化ガラスにしたい方必見|その特徴とオススメの使い方をご紹介します!

なんとなく頑丈そうだから強化ガラスにしよう。
防犯や安全性を考えた時、そのように思っている方もいるのではないでしょうか。
確かに一般的なガラスにくらべると、強化ガラスの強度は非常に高いです。
しかし、特徴を理解しないまま交換して後悔するケースも少なくありません。

そういう事にならないように、この記事では強化ガラスの特徴、目的に合わせたガラス選びをご紹介します。

 

強化ガラスの特徴

強化ガラスとは、一般的なガラスを約650℃まで加熱し、ガラスの表面に空気を吹き付けたあとに冷却したものを指します。

一般的なガラスは、縮めようとする力には強く、逆に引っ張る力には弱い特徴があります。
一方強化ガラスは、引っ張る力を相殺することで割れにくくなっており、一般的なガラスより5倍ほどの強度があります。

 

強化ガラスのメリット

強化ガラスのメリットは以下の3つです。

  • 面の衝撃に強い
  • 耐久性が高い
  • 割れても安全

強化ガラスは、一般的なガラスが割れてしまうような衝撃の多くに耐えることができます。
たとえば、誤ってボールをぶつけた・人が当たってしまったなど、これらの衝撃に耐える強度を持っています。
そして強化ガラスのもっとも大きなメリットは、割れても安全なことです。

 

強化ガラスは割れても安心

一般的なガラスは、割れると大きく鋭い破片となりケガをする危険性が高いです。
一方、強化ガラスは仮に割れても粉々になり、5ミリ程度の粒状の破片になるのでケガをしにくくなっています。

 

強化ガラスのデメリット

強化ガラスのデメリットは、次の2つです。

  • 点での衝撃に弱い
  • 防犯対策には向いていない

 

点での衝撃には弱い

強化ガラスのデメリットは、点での衝撃に対して非常に弱いことです。
人やボールなどの面での衝撃には強い反面、点での衝撃に弱い難点があり、バールなどの尖ったもので叩くと、容易に割れてしまうのです。

 

防犯対策には向いていない

先ほど説明したように、バールなどの尖ったもので叩くと簡単に割れてしまいます。
残念ながら強化ガラスは、割ろうとすれば5秒とかからず割ることが可能です。
そのため、泥棒に入られないよう防犯対策がしたいという場合には、オススメできません。

 

強化ガラスはどこで使われているのか

強化ガラスは、万が一割れてもケガをしにくい特徴があります。
そのため、子どもが多く集まる施設や、人の出入りが多い場所に用いられています。
また学校は災害時の避難場所となるので、安全な強化ガラスの使用が必要です。

 

店舗・テナント

ヘアーサロンやスポーツ施設など、多くの人が出入りする場所にも用いられています。
これらの施設で、普通のドアガラスになっている場合、強風などの急な開閉で割れてしまうと、それによって営業ができない状態におちいってしまう事例もあります。
それを踏まえて、最近は強化ガラスを取り入れる店舗・テナントが増えています。

 

学校

学校は、子どもが多く、ケガをしやすい場所の1つです。
ボールがぶつかったり、子どもが誤ってぶつかったりするケースが多く、常に安全性を求められています。
そのため、多くの施設で強化ガラスが使われているのです。
また学校は災害時の避難場所となることもあり、安全性が高い強化ガラスの使用が求められます。

 

オススメのガラス

強化ガラスは、防犯対策を目的としていません。しかし、できるだけ強度があるものを選びたい。
そういった方に、強度を持ちつつ各目的に合うガラスをご紹介します。

 

合わせガラス

合わせガラスは、二枚以上のガラスを強力な樹脂の膜で接着して作られたガラスです。
膜の効果で割れても破片が飛散することがないため、一般的なガラスよりも安全性が高いことが特徴です。
デザイン性も高く、膜に装飾が可能であり、色や柄を選ぶことができます。

 

装飾合わせガラス

装飾合わせガラスは、ガラスとガラスの間に装飾フイルムを封入したガラスです。
装飾フイルムによって、プライバシー効果があり、特殊フイルムが飛来物による貫通を防ぐことも可能です。
また、割れても破片が飛散しにくく、脱落もしにくい特徴があります。

 

防犯ガラス

防犯ガラスは、ドライバーによるこじ破りや、バールによる打ち破り対策に高い効果を発揮します。
泥棒などによる被害が心配なケースにオススメです。

 

防火ガラス

一般的なガラスは、防火性能がないため火事などで簡単に割れてしまいます。
防火ガラスは特殊な加工により、一般的なガラスの6倍、強化ガラスの2倍以上の強度を持っています。
そして万が一割れた場合でも、破片は粒状になるため安全性も高いというメリットがあります。

 

防音ガラス

防音ガラスはその名の通り、音を防止してくれるガラスです。
車や工事音といった外部からの騒音を遮るだけでなく、内部からの音も外に逃がしにくい特徴があります。
また、子どもの声や楽器の音などが気になる場合にも音を抑えてくれます。

 

まとめ

この記事で、強化ガラスに対する正しい知識を得ていただけたと思います。
もちろん一般的なガラスに比べると、安全面において優れていますが、防犯性は決して高くはありません。
しかし、記述したようにガラスにはたくさんの種類がありますので、目的のガラスは必ず見つかります。
まずはガラス業者さんに相談することを検討してみてはいかがですか?

 

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