防犯ガラスに交換したいけれど、種類も多いし費用もどれくらいかわからない…と疑問や不安はありあせんか？今回は、防犯ガラスを選ぶ際のポイントや種類、おおよその費用の相場をお伝えします。
「わからないこと」を一つずつ解決していきましょう。
防犯ガラスの選び方のポイント
一口に防犯ガラスと言っても、種類や性能、かかる費用もさまざまなので、まずは次のポイントを抑えておくと安心です。
板硝子協会のCPマークのあるものを選ぶ
板硝子協会とは、大手ガラスメーカーからなる協会で、防犯ランクを定めた基準があります。こじ破りや打ち破りにおいて、厳しい試験を行い防犯基準に達したものを防犯ガラスと認め、CPマークが貼付されます。
防犯ガラス選びに迷ったらまず、CPマークがついているものを選ぶようにしましょう。
サイズ
防犯ガラスに交換したり、または修理をしたりする場合、既存のサッシに合わないケースもあります。そのため、前もってサイズを確認しておくようにしましょう。
種類
防犯ガラスにはさまざまなレベルがあります。ドライバーによるこじ破りのみ防ぐもの、バールによる打ち破りも防止してくれるものなど、それぞれの防犯意識に合わせて選ぶことができます。
費用
防犯ガラスは、一般的なガラスに比べて耐久性にも優れていますが、費用がやや高めです。また、種類や枚数に応じても変わってきます。防犯性能が高いほど費用もそれに比例するので、予算とすり合わせをしたうえで考えましょう。
また、取り付け時に足場を組んだり特殊な機器が必要だったりする場合、別途料金のほか出張費も加算される可能性もあるため、それらが見積金額に含まれているのか、きちんと確認しておくと安心です。
防犯ガラスの種類（日本板硝子）
では、防犯ガラスの種類をセキュオシリーズで見ていきましょう。
セキュオ３０
ガラスとの間にある、中間膜の厚さが0.76ｍｍ（３０ミル）あることから、セキュオ３０と呼ばれています。ドライバーによるこじ破りには効果がありますが、バールなどによる打ち破りに対してはあまり効果がありません。
セキュオ６０
セキュオ６０は、中間膜の厚みが1.52ｍｍ（６０ミル）あり、防犯ガラスとして高い性能を持っています。こじ破りはもちろんですが、ある程度の打ち破りにも耐久性を発揮してくれるため人気の防犯ガラスです。
セキュオSP
スペシャルとの意味を持つセキュオSPは、ガラスの間にポリカボネート板を挟み、加熱・圧着した防犯ガラスです。ポリカボネート板の厚みは1.2mmと薄いですが、セキュオ３０、６０より防犯性能は優秀。
既存のガラスとすぐに交換することが可能で、こじ破り・打ち破り双方に対して絶大な効果を発揮してくれ、防犯性能はトップクラスです。
防犯ガラスの種類（セントラル硝子）
次に、ラミレックスシリーズをご紹介します。
ラミレックスBG３０
ラミレックスBG３０は、２枚のフロートガラスの間に強力な特殊樹脂膜を挟んで加熱・圧着したガラスです。特殊樹脂膜によって優れた耐貫通性を持ち、高い防犯性能を発揮します。特殊樹脂膜の厚さはセキュオ３０とほぼ同じ0.8mmです。
ラミレックスBG６０
ラミレックスBG６０は、板ガラスを薄くしてある分特殊樹脂の厚さは1.5mmにも及び、ラミレックスBG３０に比べ高い防犯性能を持っています。
ラミレックスBG９０
ラミレックスBG９０は、板ガラスの厚さが3mm、特殊樹脂膜の厚さは2.3mmにもなり、より優れた防犯性能を発揮する防犯ガラスで、セキュオSP同様シリーズトップクラス。ただし、サッシによって入らないことがあるため、事前の確認が必要です。
ご紹介した防犯ガラスの各費用の相場※㎡あたりの費用
気になるのが防犯ガラスに交換する際の費用ですが、ガラスの大きさや厚さ、枚数、工事の有無によって大きく異なります。また、ガラス業者さんによっても異なるため、あくまでも目安として参考にして下さい。
日本板硝子
| セキュオ３０ | 17,000円～19,500円 |
|---|---|
| セキュオ６０ | 21,200円～23,000円 |
| セキュオSP | 39,850円～65,700円 |
セントラル硝子
| ラミレックスBG３０ | 23,000円～29,000円 |
|---|---|
| ラミレックスBG６０ | 26,000円～32,000円 |
| ラミレックスBG９０ | 30,000円～50,000円 |
まとめ
防犯ガラスを選ぶ際は、信頼できるメーカーを選ぶことも大切です。予算も気になりますが、枚数によっては値引きされる場合もありますので、ガラス業者さんに交渉してみるとよいでしょう。
