古くなった鏡を処分したいけれど、自分でやるのは少し不安…という方もいらっしゃるかと思います。
また、処分後に購入する新しい鏡選びも迷ってしまいますよね。そこで今回は、それらの不安や希望を解決するため、鏡を安全に処分する方法と用途に合わせた鏡をご紹介します。
鏡の割り方
鏡を自分で割るのは、慣れない作業で不安かもしれませんが、以下の手順に沿っていただくと安全に割ることができます。
- 軍手、スリッパ、ゴーグルを着用
- ガムテープまたは養生テープで鏡全体を覆う
- 新聞紙やブルーシートで鏡を包む
- カナヅチで鏡を叩いて割る
軍手、スリッパ、ゴーグルを着用
ケガや失明などの危険がありますので、軍手、スリッパ、ゴーグルは必ず着用しましょう。
ガムテープまたは養生テープで鏡全体を覆う
テープで鏡全体を覆うと、破片の飛び散りを防ぐだけでなくケガの防止にもなります。
また、叩く際に音を抑える効果もあるので近所の迷惑にもなりません。叩く箇所にタオルをかぶせると、さらに音を抑えることができます。
新聞紙やブルーシートで鏡を包む
新聞紙やブルーシートで鏡を包むと、より破片の飛び散りの防止になり、処分するときの手間も省けます。
おススメは丈夫で割ったときの破片で破れにくいブルーシートですが、ない場合は新聞紙で代用しましょう。
以上の準備が整ったら、カナヅチで叩いて鏡を割ります。
鏡破片の掃除と処分方法
鏡を割ったら、破片の掃除が必要です。
室内で割った場合、目に見えない破片が散乱している可能性があるので、小さなお子さんがいる家庭では特に注意をしなくてはなりません。
また、掃除が終わったら、決められたルールに沿って破片の処分を行うようにしましょう。
鏡破片の掃除方法
破片の掃除は、次の手順で行うと安全です。
- ケガ防止のため、軍手、スリッパを着用する
- 大きな破片は手で拾って新聞紙に包み、ビニール袋またはダンボールに入れる
- 小さな破片を掃除機で吸い取る
- 床を拭く
掃除機の破損を防止するため、吸込口にストッキングやくつ下をかぶせて輪ゴムでとめましょう。
そして、スイッチを入れたままビニール袋またはダンボールの上まで持って行き、その後でスイッチを切ります。使用したストッキングやくつ下の再利用はケガの原因になるので、一緒に捨てるようにしましょう。
また、床を拭くときには濡らした雑巾を使用しますが、力をこめると破片でケガをすることもあるので、軽く手を添えるように拭きます。
この時使用した雑巾も捨てるようにして下さい。
鏡の処分方法1・自治体のルールに沿って出す
お住まいの自治体のルールに沿って処分します。
自分で割った鏡は、新聞紙やボロ布で包んでからビニール袋またはダンボールに入れますが、収集するときに作業員さんがケガをしないよう「割れ物注意」と書いておきましょう。
鏡の処分方法2・粗大ゴミとして処分
粗大ごみとして有料で処分する方法です。基本的な手順は以下を参考にして下さい。
- 自治体に連絡をして依頼
- 受付番号、ゴミ処理券の金額を聞く
- ゴミ処理券の購入
- ゴミ処理券に必要事項に記入
- 捨てるものにゴミ処理券を貼る
- 指定期日、時間前に指定場所に出しておく
※ゴミ処理券は、コンビニ等で購入できます。
オススメの鏡
古い鏡を処分したら新しい鏡が必要になりますね。種類はさまざまなので、用途も含めてご紹介していきましょう。
アクリルミラー
アクリルミラーは、保育園などでも用い要られており、割れにくく万が一割れても破片が飛散しないので安心して使用できます。
そのため、小さなお子さんがいる家庭にオススメです。また、普通の鏡に比べると軽いので、ドアなどの動くものへ設置に適しています。一方、湿気に弱い・ゆがみがある・傷つきやすいといった欠点があります。
高精彩ミラー
身だしなみを気にする女性には高精彩ミラーがオススメです。
一般的な鏡にはソーダガラスが使われ、名前の通り緑色が混じっています。この特徴から、人の肌や物の色を正確に映し出す性能が低いのですが、高精彩ミラーは、緑色が混じっていない高透過ガラスを用いて作られているので、肌の色や物の色を忠実に再現してくれます。
防湿鏡
一般的な鏡は、湿気の多い場所で使用すると半年から1年で劣化しますが、防湿鏡は湿気に強く防錆性にも優れ、10年以上劣化しない特徴を持っているため、浴室や洗面所などの水回りにおススメです。
また、カビを防止するための加工が施されているので、湿気が多い場所であってもカビの発生を抑えてくれます。
◆まとめ
鏡の処分は、順番通りに丁寧に進めていけばそれほど難しい事ではありません。
ただ、新しい鏡に交換するタイミングで、処分も取り付けも業者さんに任せてしまうという選択肢もあります。鏡選びについては、プロならではアドバイスを受けられるメリットもありますので、一度業者さんに相談してみてはいかがでしょうか。